みんなで食べると「おいしい」

谷野歯科医院

 1本1千万円(平成29年7月)

  • 1本1千万円(平成29年7月)

再生医療が新しく開発されたとニュースを見る度、ホンマ人間は死ぬんやろか、と思うほどです。
歯の再生医療も進歩しましたが、治療費が高く、1本1千万円です。もちろん保険は効きません。
今まで患者さんに「歯をお金に換えたら1本3百万円」と根拠なく言っていましたが、1 本1千万円です

さて、歯を失う原因は虫歯と歯周病です。

虫歯は子供の病気、歯周病は大人の病気です。
つまり、虫歯が原因で歯を失ったのは子供の周りの大人の責任、歯周病が原因で歯を失っ たのは本人の責任です。
子供の周りの大人とはだれか、ご家族だけでなく町の人、教育者、そして、我々歯医者です。

歯痛で来院した野球部の高校生を治療したのですが、次の予約をキャンセルし、来院したのが1年後で抜歯になりました。
10代で永久歯を抜歯になると、その子の人生にとってダメージになるのですが、周りの大人がクラブを休んで通院するよう勧めてくれたらよかったのに、と思ってしまいます。
どうも高校野球が苦手です。大リーグでは投手の投球数は決まっているのに、高校野球では連投します。

「虫歯が原因で歯を失ったのは子供の周りの大人の責任、歯周病が原因で歯を失ったのは本人の責任です。」と書きましたが、一番悪いのは歯医者です。
なぜなら、歯科保健では歯医者はプロで、患者さんはアマチュアだからです。プロである歯医者がアマチュアの患者さんを良い方向に導けなかった。

歯を失わないためには定期健診の継続が必要であることが、多くの調査で分かっています。
治療が終わった患者さんには定期健診を勧め、お知らせのハガキがいくようにしていますが、定期健診の受診率は約20%です。
定期健診を受けられない事情が色々あるかもしれませんが、20%は低い数値です。
定期健診を続けると、患者さんをアシスト・サポート出来るのですが。残念です。


お知らせ


平成28年8月に、東京都立心身障害者口腔保健センターの協力医になりました。

 院長 ご挨拶(平成28年6月)

  • 院長 ご挨拶

ご挨拶     院長 谷野英之


子供たちが入れ歯にならないように、大人の方がおいしく食事をできるよう、診療していきたいと思います。
大学卒業後、成人の診療をしていましたが、成人診療のある意味で「限界」を知りました。
その「限界」を解決するため、小児歯科専門医院に勤務しました。
子供が治療終了後、年2回の定期健診を続けたら、大人になって、入れ歯どころかカブセモノになることは極めてマレです。
歯科治療は保険診療と自費診療が有ります。経済的理由で自費診療を希望できない子供がいます。
子供が年2回の定期健診を続けていれば、自費診療のお世話になることはありません。

子供より大人の方のほうが、定期健診の希望者が多いです。
歯周病予防のため歯のクリーニングで、定期的に来院している方がいます。
予防歯科が学生時代から最も関心がある分野です。
予防歯科を行うことで、定期健診・予防処置の費用がかかりますが、痛くなってから歯医者に行く場合と比較して、人生通算の治療費は減ります。
医療保険の自己負担分の増加が予想される今日、予防歯科・小児歯科の考えは必要ではないでしょうか。
歯科受診にハンディキャップのある人、例えば、障害児・障害者・妊婦・授乳中・介護者の方が、少しでも来院しやすくするため、完全予約制・バリアフリーにしています。
皆でおいしく会食できるように、診療していきたいと思います。


経歴


1983年 日本大学松戸歯学部卒 (千葉県松戸市)

1987年 東京都立心身障害者口腔保健センター・個別研修受講

1993年 谷野歯科医院開業

1997年 兵庫県歯科医師会・障害者歯科研修会受講

2016年 東京都立心身障碍者口腔保健センター 協力医


趣味


映画観賞です。時代劇・ミュージカル・SFが好きです。それぞれのマイナンバーワンは、「たそがれ清兵衛」 「舞妓はレディ」 「2001年宇宙の旅」です。

 新説・忠臣蔵(平成28年4月)

  • 新説・忠臣蔵

19人


子供の時から疑問に思っていたこと、それは「赤穂浪士の討ち入りで、吉良家は何人死んだのか?」である。
吉良町から吉良町史を取り寄せた。本を読んで驚いたのが吉良家の家柄である。それまで知っていたのは高家筆頭ということだけであった。
吉良家の本家は室町幕府の足利将軍家で、分家は今川(義元)家である。
吉良家は足利一門の筆頭である。大河ドラマ「太平記」(主人公は足利尊氏)をみると、吉良家が早くも登場し、鎌倉幕府の打倒で活躍しているのが分かる。
さて、本で分かった吉良家の死亡者数は19名である。
そのうち、2名が茶坊主、2名が中間である。中間は足軽より身分が低く、名字もない。非戦闘員で侍の荷物持ちをしていた。
テレビの討ち入りの場面にでてくる吉良家の人間は、立派な侍ばかりだ。
五代将軍・綱吉死去1年後、浅野家が旗本としてお家再興したのはよく知られているが、吉良家も高家として再興している。
両家ともお家再興という同じ結果になった。松の廊下事件以降、討ち入りまで多くの人が死んでいったのは、むなしいことである。
赤穂浪士が討ち入りした吉良邸跡の公園では、12月14日、義士祭と吉良公と家臣の慰霊会が有る。


喧嘩両成敗と武道不覚悟


忠臣蔵のテレビの影響で「喧嘩両成敗」の意味が間違って広まっているように見える。
間違った解釈はこうだ。松の廊下事件で、浅野公が切腹し赤穂藩はお取りつぶしになったのに、吉良公・吉良家にはなんの「お咎め」がなかった。
それに対し不服を持った浅野家浪士が討ち入りし、その結果、吉良家当主は流罪になり吉良家はお取りつぶしになって、喧嘩両成敗が成立したという解釈だ。
実は、吉良公・吉良家にお咎めがなかったのは、喧嘩両成敗の法にかなっているのである。
戦国大名の今川氏親が作った法は、典型的な喧嘩両成敗法として有名である。それは、

1) 喧嘩に及んだものはその理非を論ずることなく、双方死罪とする。

2) ただし、相手から攻撃されても応戦しなければ理とする。

吉良公は、浅野公から斬りつけられても応戦しなかった、ゆえに吉良公は理すなわち「無罪」なのです。たとえ、吉良公が浅野公をいじめていても。
吉良公に理があるので、幕府は「(浅野公刃傷の際の)その態度神妙なり」と吉良公を褒めたのである。
喧嘩両成敗法は、喧嘩に応じて負ければ死亡、喧嘩に勝っても両成敗により切腹です。
喧嘩両成敗法の精神は、喧嘩の抑制です。
では、なぜ、赤穂浪士の討ち入り後、吉良家は断絶になったのでしょう。
それは、吉良家が武道不覚悟の法に触れたからだ。
幕末、大老・井伊直弼は、水戸浪士に襲われて桜田門外で死にました。
しかし、幕府は「井伊直弼はその場で死なず、井伊は浪士を撃退したが、後日病死。」とした。
なぜなら、井伊直弼が浪士に殺されたとなれば、幕府は武道不覚悟として井伊家を断絶にしなければいけなかったからである。
井伊家は断絶を免れたのですが領地を減らされました。今の感覚なら井伊直弼は被害者なのに、どうしてそんな目にあうのか、です。
吉良家は、赤穂浪士を撃退できなかったから断絶になったのです。喧嘩両成敗と関係ありません。


第二の松の廊下事件


享保10年、水野忠恒は、八代将軍・吉宗に結婚の挨拶のあと、松の廊下で毛利師就に抜刀し斬りつけた。
しかし、忠恒乱心による刃傷として、忠恒の子は旗本になり家名を継いだ。孫は大名・老中になった。なぜなら、水野家は家康の生母の実家だからである。
今、凶悪事件が起きると犯人を精神鑑定し、異常があると罪を問われないのと同じですね。
ある忠臣蔵のドラマでは、刃傷の後、浅野公(中井貴一さん)に取り調べ役が気を利かして「乱心ですな」と言うのですが、まじめな浅野公は「乱心にあらず、正気でござる。」と言います。取り調べ役が再度「乱心であれば罪が軽くなりますが」と言うのですが、浅野公は「乱心にあらず、正気でござる。」と言ってしまいます。
水野家、譜代筆頭の井伊家に比べ、吉良家は新参の旗本、浅野家は外様大名です。依怙贔屓があったかもしれませんね。


PS セカオワのファンです

 『母親教室』(平成27年9月・改訂版)

  • 母親教室(小児歯科)

永久歯は「永久の歯」ではありません


お母さん方は、永久歯のことを、当たり前のように永久歯と言います。
でも考えて下さい。入れ歯の人がいます。つまり永久歯は「永久の歯」ではありません。
60年前は、平均寿命が50才でした。なんとなく歯の手入れをしても、抜けた歯の数は少なくて、食べることに不自由しませんでした。
今は80才まで平均寿命が延びて、多くの歯が抜け、入れ歯になる人が多くなったのです。
人生80年の時代に、入れ歯にならないためには、どうすればよいのでしょうか。


虫歯の治療で歯は治りません


お母さん方は、虫歯の治療で歯が治ったと思っている人が多いようです。
虫歯を削った後、元の歯に戻っていますか。戻っていませんよね。金属など人工物に変わっています。つまり、虫歯の治療で歯は治りません。
その人工物には寿命が有ります。平均寿命は約10年です。
その証拠に、最近虫歯の治療したお母さんに聞きます。治療した歯は、初めて削った歯ですか。おそらく、一度は削って人工物を入れた歯ではないでしょうか。
再治療の繰り返しで、歯を失う可能性がでてきます。


永久歯も子供の歯です


お母さん方は、「乳歯は子供の歯、永久歯は大人の歯。」と言います。
それは間違いです。永久歯は子供の時生えそろいます。つまり、永久歯も子供の歯です。
子供の永久歯を幼若永久歯といいます。大人の永久歯に比べ、子供の永久歯は「幼若」なため虫歯になりやすく、虫歯の進行も早いです。
幼若永久歯に人工物を入れた結果、、、、、、。

子供たちが入れ歯にならないために、どうすればよいのでしょうか。
それは、、、、一時間話をしないと伝えることはできません。


削る量が少ないレジン (詳しくはココをクリック)

決戦は6才臼歯 (詳しくはココをクリック)

自閉症のお子さんを診療しています。 (詳しくはココをクリック)

 『定期健診について』(平成26年6月)

  • 定期健診について「定期健診のすすめ」

定期健診のすすめ


治療終了後、患者さんに定期健診を薦めています。
定期健診の間隔は、子供は4~6ヶ月、大人(高校生以上)は6ヶ月~1年です。
子供の間隔は、大人の間隔より短いです。
その理由は、

  1. 子供は歯の生え代わりがある。定期健診を受けなかったため、歯並びが悪くなる場合があります。
  2. 乳歯の虫歯治療の成功は、乳歯だけでなく、永久歯に問題なく生え代わることです。乳歯の虫歯治療の経過を診ないと、永久歯の発育に関係することがあります。
  3. 乳歯・子供の永久歯の虫歯は、大人の永久歯の虫歯に比べ進行が早いです。

定期健診が必要な理由


虫歯の治療・歯周病の治療で、虫歯・歯周病は治りません。
虫歯を削っても、元の歯に戻らず、人工物になります。歯周病の治療で、40代の歯槽骨(歯根の周りの骨)の高さに戻りません。
虫歯・歯周病の治療は、元の状態に戻らず進行を止めるだけです。そして、再発の可能性が有ります。
再発の早期発見をするため定期健診が必要です。定期健診無きの治療は有りえないのです。


正と負のスパイラル


  • 定期健診について「正と負のスパイラル」

治療終了後、定期健診を受けないと(痛くなってから歯医者にかかるタイプの人)、虫歯・歯周病が進行していますから、治療期間が長く、精神的負担は大きくなり、治療費も多くなります。
そのため、歯医者に行く心理的ハードルが高くなり、引き続き定期健診を受けなくなり、歯を失う可能性が増えます。これを負のスパイラルといいます。

それに比べ、定期健診を受けている人は、虫歯・歯周病の早期発見が出来ますから、治療期間は短く、精神的負担は小さく、治療費も少なくなり、また定期健診に行こうと思います。これを正のスパイラルといいます。
定期健診は歯科治療の基本で、大切なものです。
子供は乳歯が永久歯とうまく生え代わるため、大人は永久歯を失わないために、定期健診を受けましょう。


学校歯科健診と歯科医院の健診の違い


学校歯科健診(集団健診)で「歯肉炎有り」と判定され、歯科医院(個別健診)に行くと「虫歯も有りますよ」と言われ、驚く方がいらっしゃいます。

これは、学校歯科健診の「見逃し」でしょうか、いいえ「見逃し」ではありません。

学校歯科健診は集団健診です。虫歯でいいますと、学校歯科健診の目的は学校生活にさしさわりが有る虫歯を見つけることです。
どのような虫歯かといいますと、ぽっかり穴があいていて歯の形を失うような、一目見て分かる虫歯です。
そのような大きな虫歯が有ると、いつ歯痛が出て学校を休むことになりかねません。給食のときも困るでしょう。前歯に大きな虫歯が有ると、見た目の問題で心理的影響があります。

学校には無いレントゲン写真を撮って、初めて分かる虫歯があります。「虫歯なし」と判定されてレントゲン写真を撮ったら、8本虫歯があった子がいました。 学校歯科健診で「問題無し」と判定されても、歯科医院で定期健診を受けましょう。

★定期健診に無料の赤穂市成人歯科健診をご利用下さい。

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 『子供はキライ 』(平成25年6月)

  • きみなら、だいじょうぶ。(小児歯科)

「子供が好きだから子供を診ているのですか?」答えは「NO」です。

子供は好きですが、好きだから診ているのではなく、大切だから診ているのです。

なぜ小児歯科が大切なのでしょうか?

  1. 永久歯がはえる前から定期健診を受けていると、永久歯が虫歯になっても治療はツメモノぐらいで終わり、神経の治療、カブセ、抜歯はマレです。
    つまり、一人当たり生涯通算の歯科医療費が安くなります。
    言い換えると、一生を通して、歯医者さんに払うお金が少なくて済むということです。
  2. 新しく先進治療法が次々と開発されています。その新治療法は医科と違って、ほとんど保険の効かない自費診療です。
    つまり経済的理由で、先進治療法を受けられない大人が出てくるということです。
    永久歯がはえる前から定期健診を受けている子供は、先進治療のお世話にならなくてすみます。

年金と同じように、医療保険も今後きびしくなります。子供たちが大人になったとき、歯科治療で苦労しないよう、子供の歯の健康づくりをしましょう。