こちらでは谷野歯科医院の特徴や知っていただきたいことをまとめています。
視覚的刺激を減らす
本院のデンタルチェアは、患者さんの目の届くところに、注射器や器具を置きません。
注射器を見るだけで、泣きだす子がいます。
患者さんの、頭部の後ろに、器具を置きます。
本院は完全予約制なので、診療室に、患者さんは一人しかいません。完全個室と同じです。
聴覚的刺激を減らす
デンタルミラーを置くトレーは、消音トレーを使用しています。
金属製の器具を、消音トレーに置いても、金属音はしません。
子供は、金属音に敏感です。
待ち時間を減らす
完全予約制なので、待合室にいる時間が、短いです。
コロナの不安を減らす
完全予約制なので、密集、密接の予防になります。
窓を開けて、密閉を予防しています。診療室、待合室に窓が有ります。
非接触型の体温計を、新しく買い換えました。
勤務先の小児歯科専門医院の、院長のご子息が、自閉症児でした。
自閉症児の治療法は、院長から、教わりました。
三つの心がけ
①一度に多くのことを、目標とせず、少しずつ、進めていきます。スモールステップを設定し、診療していきます。スモールステップができることで、達成感を持ちます。
②スモールステップを歩んでいるときの、小さな変化を観て、ほめていきます。自信につながります。
③診療は、スモールステップで、進めるのですが、ある程度、できるようになったら、わざと、スモールステップの一部を省略して、診療します。応用力がつきます。
治療について
子供の状態、虫歯の状態に応じて、本院で、局所麻酔下で、治療します。
虫歯の治療法は、ホームページを、お読みください。
ご要望があれば、遠慮なく、なんでも、お話ください。
当たり前ですが、保護者の方のほうが、私より見る目が有ります。
東京都立心身障害者口腔保健センター
昭和62年、勤務医時代、個別研修で初めて、自閉症児の診療をしました。
平成28年、センターの協力医になりました。
完全予約制なので
待ち時間が短いです。
診療室には、一人しか、患者さんはいません。個室と同じです。
コロナの対策「三密の対策」
密集、密接対策:完全予約制です。
密閉対策:診療室、待合室に窓が、有ります。
フォーハンドシステムは、子供の診療に、必要不可欠なテクニックです。
特に、泣いている子供や、体を動かす子供にとって、必要不可欠なテクニックです。
フォーハンドとは、歯科医師と助手の4本の手で、行うテクニックです。
助手は、医師と同じように、イスに座ります。
子供の顔の前方で、医師と助手は、器具の受け渡しを、行います。
(1)安全性
医師は、自ら器具を取らないため、子供から目を離さずにすみます。虫歯の治療に集中できます。
また、子供の表情の変化が分かり、子供への接し方など、治療の参考になります。
(2)効率化
助手が診療の流れに合わせ、タイミングよく器具を医師に渡すことにより、診療の流れがスムースになります。
そのため、フォーハンドシステムは、治療時間の短縮につながります。治療時間を短くすることによって、お子さんの身体的、心理的負担を減らします。
ラバーダム防湿法との併用で、治療時間を、更に短くできます。
フォーハンドシステムは、新しいテクニックでなく、40年前からあります。
◆デンタルチェアのデザインが、シンプルなので、チェアに車イスの横づけが、楽にできます。
ラバーダム防湿法をすることで、虫歯を削っているとき、ノドの方に水がいきません。楽に呼吸ができます。
お父さん、お母さん、奥歯の虫歯の治療で、歯を削る時、ノドの方に水が飛び散って、不快な経験をされたことがありませんか? 大人は我慢できても、子供はなかなか我慢できません。
子供が、虫歯の治療を嫌がる一番の理由は、水がノドの方にいって、えづくことです。治療は、励ましながらするのですが、えづくと、子供は頑張ることはできません。
ラバーダム防湿法を使うと、泣いていた子供が、次第に協力的になり、泣く時間が減っていきます。逆に、ラバーダム防湿法を使わないと、子供の状態は改善せず、悪化する方向にいきます。
子供は、麻酔は一瞬のうちに終わるせいか、麻酔よりラバーダム防湿法の方を嫌がります。ラバーダム防湿法が必要なことを、言い聞かせてください。
大人の方で、ご希望の方は、ラバーダム防湿法を行います。費用は無料です。
子供は、口の中に水や空気が入るのを嫌います。また、舌をよく動かします。これらを防ぐために、薄いゴムを歯にかけます。これをラバーダムといいます。
ラバーダムをかけた歯は、よく見えます。治療中、唾液が入らないため、清潔に安全に治療できます。
子供は、口の中に水や空気が入るのを嫌います。また、舌をよく動かします。これらを防ぐために、薄いゴムを歯にかけます。これをラバーダムといいます。
ラバーダムをかけた歯は、よく見えます。治療中、唾液が入らないため、清潔に安全に治療できます。
本院は、 虫歯の治療に、下記のことをしています。
1) 完全予約制にしています。
2 )ラバーダム防湿法をしています。
3 )う蝕検知液を使用しています。
虫歯の治療で、ツメモノをする場合、ツメる前に、虫歯を除去する必要があります。
虫歯の色は、一目見て分かる茶色の色のときもありますが、見るだけでは分からない、健康な歯の色と同じ色の虫歯もあります。
この健康な歯と同じ色の虫歯は、う蝕検知液を使わないと、 虫歯がどこにあるか分かりません。
う蝕検知液を使わないと、 虫歯の取り残しの原因にもなるのです。
① | 虫歯は見た目より、中で大きく広がっているため、完全予約制にしています。 |
② | 虫歯の穴を、エアーで乾燥します。 確実に乾燥するため、ラバーダム防湿法をします。 |
③ | う蝕検知液(青色)を、虫歯の穴に、浸します。 |
④ | 水洗し、エアーで乾燥します。 |
⑤ | 青く染まったところが、残っている虫歯です。 |
⑥ | 残っている青色の虫歯を、削ります。 |
⑦ | 青色の部分だけを削るので、必要以上に歯を削ることはありません。 |
う蝕検知液やラバーダム防湿法、そしてシーラントは、 最新の薬や器具ではありません。30年以上前からあります。
う蝕検知液とラバーダム防湿法の治療費は、無料です。
虫歯予防のフッソは、40年以上前からあるもので、新薬ではありません。フッソを塗っても、歯みがきの仕方が悪く、また間食が多ければ、虫歯になります。つまり、フッソは虫歯予防の特効薬ではありません。
アメリカ、韓国、オーストラリアなどは、水道水にフッソが添加されています。日本では、毎日、フッソを塗布する必要があります。
谷野歯科医院では、予防歯科の国であるスウェーデン式フッソ塗布の方法を、アドバイスいたします。またフッソジェルを販売しています。
歯を失う原因は、虫歯と歯周病です。虫歯は子供の病気、歯周病は大人の病気です。
60才前に、歯を失った人は、虫歯が原因の場合が多いです。
子供の時、虫歯になり、ツメモノ(人工物)になります。この人工物は、壊れる可能性があり、再治療になる場合があります。再治療の繰り返しで、大人になった時、歯を失っていきます。
虫歯を削ったら、虫歯の再発が無いか、定期健診でチェックする必要があります。
上記の図は、統計的に歯を失う順番です。
最初に失う歯は、6才頃生える、下アゴの第一大臼歯(6才臼歯)です。この6才臼歯を虫歯予防ができたら、その子は、入れ歯になる確率は、グッと減ります。
次に失う歯は、12才頃生える、下アゴの第二大臼歯(12才臼歯)です。
6才臼歯、12才臼歯、二本失うと、入れ歯になります。
下アゴの6才臼歯に、歯垢がつきやすい原因と、その対処法
① 子供は、上手に、歯を磨けない。 ← 親の仕上げ磨き
② 歯の表面に、シワシワの溝がある。 ← シーラント
シーラントは、シワシワの溝を、プラスチックで埋めて、歯垢がつかないようにする方法です。
シーラントをするとき、唾液が混ざると、うまく歯に接着しませんので、ラバーダム防湿を行います。下アゴの6才臼歯のすぐ横には、舌があるので、ラバーダム防湿法が必要になります。
谷野歯科医院は、初めて歯ブラシを持たせる年齢は、4才を推奨しています。
歯ブラシをくわえたままの転倒事故は、3才以下に多いからです。重症例は、首を貫通した事故がありました。事故防止のため、色々な歯ブラシを開発されていますが、過大な力が加わると、変形します。
「NHK 歯ブラシ事故」で検索してください。
嫌だった治療が終わりましたね。頑張りました。
でも、治療の終わりはゴールでなく、歯の健康を守るためのスタート地点です。
多くの調査で、定期健診の継続が、歯が残ることにつながっていることが、分かっています。
また、嫌な歯医者に行くのかと、ユウウツになると思いますが、、、、。
日本でも、定期健診を受ける人が増えてきました。
定期健診の受診率が、2009年・34%から、2012年・47%に増えました。
乳児医療で15才までのお子さんは、治療費は無料です。
赤穂市在住の40才以上の方は、無料の赤穂市成人歯科健診を、年1回受けられます。
制度をうまく利用して、定期健診を受けて欲しいと思います。
学校歯科健診は、レントゲン写真を撮らないので、虫歯の早期発見は不可能です。
上の表は、歯の定期検診啓蒙のため、NPO法人日本臨床歯周病学会のパンフレット「歯周治療の効果はメンテナンスによって決まる。」から引用、加工させていただいています。
定期健診の受診率は厚労省調査によります。